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エルボースタンド


ちょっと前にエルボースタンドの動画をInstagram に載せてみたら、マレーシアのフォロワーから怖いのと弱いのただできないから羨ましい、というメッセージをいただきました。


そんでいやー、練習してたら自然にできるようになる!私も昔はこんなだったから!と昔のエルボースタンドの写真を送りました。


改めて見ると、、、

あぶねーよ。笑笑


このときに同業者で体がキレキレのバチャータダンサーの梅子さんに相談して、肩甲骨を開くプロトラクションを教えていただきました。


この頃まではちょっとすると四十肩が出て大変だったけど、このエルボースタンドから私のヨガジャーニーが始まったと言っても過言ではない!


上腕で体重を支えるとまず肩が痛いんですよ。

そんでなんで痛いのかな、と考えると肩がひしゃげて全体重がかかるから。→怪我します、イヤしました!


後は肩関節の可動が悪いことに気がついてない。

自分では両腕は耳の横まで上がると思っていたが実際は腰や背中をそらさず、肩を上げなかったらあの頃はその45度手前までしか上がってなかった。

→エルボースタンドで体重がかかったところで、体を倒立にしようとすると肩が硬いので肘が開こうとしてしまう。→これもとてもあぶねー。


で、そんなことも分かるはずもなく、やってるうちに、肩が硬いのか、痛いだけかと思ってた。

エルボースタンドって胸も開くのか→しかし肩甲骨の下に甲羅でも入ってるのかくらい硬いので胸を開く感覚がわからない。。。


で、ショルダーオープニング、ハートオープニング、のヨガレッスンを検索してやってみると、、、

出来ない!

基本的な地味ぃぃぃなものすら。


なるほどパーツごとにちゃんと可動域を上げないとそりゃあんなポーズは取れんわなと。


そろそろ肩や胸が開いてきた頃になっての悩みは、前後開脚ではバランスはだいぶ取れるものの足を揃えることができない。

その後は揃えられても、壁が後ろにないと怖くて出来ない。


ふぬー!


この辺で自分にはコアの力が腕に立つ動作につながらないことが分かり始め。

肩甲骨の間を開いて背中を半ば丸める力を入れる。

その上で腕に立ったときに胸を広げると、そこでバランスが取れて立っていられる、そういう仕組みが分かってきました。


で、このプロトラクション、どうやって身につくのって。

それは具体的にどこをどうしたというより、毎日のヨガ練習をしているうちに気がつくとできるようになっていた→まだまだ弱いものの。


ヨガの基本ポーズができるようになると、だんだん負荷の高いポーズが入ってきます。

腕立てのようなチャトランガや、アームバランス、ハンドスタンド、ヘッドスタンド一つの形ではなく、いろんな他のポーズが肩の可動を正しい位置に、腰の使い方や、股関節の可動、足全体の裏側や前側の筋肉も伸ばす、また強化する、腕も同じでストレッチもするし、強化もする。


チャトランガをするのにまた別のポーズが助けになり、アームバランスの色々なポーズをするのに、これまた他の基礎的な色々なポーズにたくさんのヒントが。


かくして、ある日壁なしエルボースタンドでふいっと両足が上がり、あ、バランス崩れるかな?と思ったらそのままゆら〜ゆら〜としながらも足が落ちてこなかった。


なんと地味な仕上がり。

出来た!でもなく。

分かった!でもなく。

落ちなかった、、、。そんな感じです。


で、ここで終わりかと思いきや違うんですね。

もっともっと安定してくるし、肩や胸が柔らかければここから膝を曲げて、胸が反って、足が頭に近寄っていく、サソリのポーズに発展していくわけです。


エルボースタンドは、なんかそんなヨガを学ぶプロセスを教えてくれました。

毎日の練習をしていると気がつけばそこにいる、でもそこにいて、そこは期待したほどの何かがあるわけでも、昨日いたところと何が違うわけでもなく、また練習を続けていくただの1日。


期待や想像で目標を決め、ゴールを決め、プロセスをコントロールしても、未知のものに対して無知なままにプランニングしてることには変わりなく、この信念が強固であればあるほど遠回りする。


私の尊敬するsadhguru曰く、信念なんてものは持った瞬間に答えを探すことをやめてしまう。

リアリティをリアリティのまま観察することも他にどんな視点や考えができるかも、また自分の考えは間違っているかもしれない、と疑うことすらしなくなる無用の産物とな。


まあ、兎にも角にも、エルボースタンドのプロセスで、先を見て、先を先に知って、先のものを早く分かって早く体験することに情熱を感じなくなり、人生を焦らなくなり、今やるべきこと、今できること、今感じること、今持っている疑問をただ観察することが少しできるようになりました。


今日もヨガの練習楽しく取り組みます。

なますて。






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