Anjaneyasana 三日月のポーズ

私の大好きな本にMiths of the Asanas (The stories at the heart of yoga tradition)と言うのがあり、これには色んなポーズの縁になっているインドの神話が紹介されている。
このポーズは猿の神様ハヌマーン(別名アンジャネーヤ)に捧げられたもの。
このポーズ、アンジャネーヤーサナは日本語では三日月のポーズとなっています。
ハヌマーンという名前のつくポーズで一番知られているのは前後開脚であるハヌマーナーサナ。
で、この話がとても可愛くて好きなんです。
猿の神様が忠誠を誓った王様の溺愛する奥様が敵に誘拐された時、王様が信頼するハヌマーンに奥様を奪還するようにとお願いするんです。
ハヌマーンはしばし片膝をついて、不可能に思える任務を全うできますようにと祈りを捧げ、立ち上がると全力で山を越え、海を越え。。。
この全力疾走の時に両足が空中で前後に開脚するほど伸びていた、それほど急いで走ったという話なんです。
ハヌマーンにゆかりするポーズ群は、彼の大胆不敵、勇気、献身、強さ、友情、そして思いやりや慈悲を具現化してるそうです。
実は1ヶ月ほど前、このポーズを練習していて腰を痛めまして、、、1週間ほど後屈のポーズが出来なかったんです。
最近、骨盤の向きを視覚ではなくて、感覚で正しい向きに少し調整できるようになったのか、股関節がまた少し開き始めまして、だいぶ気持ち良く取れるようになりました。
このポーズをとりながらどうしても勇気のある猿神ハヌマーンに思いを馳せてしまう私。
いかんいかん、呼吸に集中しなければ。
明日もレッスンです。
楽しみ。
なますて。